gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

植物工場

最近は植物工場で育てられた野菜も多いのだろう。

工場で育てられた野菜。その言葉の組合せに、異様さを感じる人も多いようで、ネットで検索すると、「植物工場で育てられた野菜は食べないことにしている」とか、「太陽の光を浴びて、土で育った野菜がいいに決まっている」とか、批判的なコメントが目につく。

イメージだけで批判をするのはどうかと思うが、植物工場の画像を見ると、室内で蛍光灯に照らされた生き物が整然と配列されている感じに、なにかぞっとするものを感じないわけではない。

これを農業と呼ぶべきか、工業と呼ぶべきか、分からないが、今後の世界の食糧を支えていくことになるのであれば、このイメージ的な問題についても、しっかり考える必要があるだろう。

人間が他の生き物を完全な人間のコントロール下に置いて生育する、ということはどういうことなのか。動物であれば許されないことが、植物だと許されるのか。細菌だと、もっと許されるのはなぜか。

じっくりと時間をかけて、考えていこうと思っている。