gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

なにげない風景の中に 2

1995年。バッファロー近郊の国立公園。

昔の時代を描いた映画を観ていると、ああ、今と同じ風景だなあ、と思うときがある。例えば、この写真のように、木を見上げて、背景に空が広がるシーンだ。

100年前の人も、1000年前の人も、10000年前の人も、きっとこれと同じ風景を見たことだろう。

地平に目を戻せば、よほど山の中にでも行かない限り、現代的な何かを目にすることになる。東京に住んでいれば、なおさらのことだ。

逆に言えば、東京にも見上げれば、1万年前の人と同じ風景を見ることができる場所がたくさんある、ということだ。