gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

一期一会

20歳ごろまでは出会った人のすべてと、また会う約束をしなくとも、いつかどこかで会えるだろうと思っていた。海外で地図のない旅をしながら出会った人々に対しても、やはりそう思っていた。

だから、別れるときに「また会おう」という言葉は、ただのお決まりの挨拶だという気持ちはなかった。

だが、40歳を過ぎると、出会った人々の中でほんの一握りの人にしか再会できないことがわかってくる。

互いの人生の線の一点において交わったことに感謝しなければならない。