パース自体は芸術的なものではなく、数学的なものであることはよく言われていることだ。パースを描けることが、すなわちその人が創造的であることを表すわけではない。コンピュータだって描けるわけだから。
だが、だからといって、パースをコンピュータに任せるつもりはない。正確なパースを描くことと、魅力的なパースを描くこととは別だからである。
まず、いい写真を撮れる人でなければ、いいパースは描けない。写真もパースも選ぶアングルが重要である。
そして、魅力的に描くためには、デフォルメすることが必要なことがある。どの部分の何をデフォルメするか、は人間にしか選択できない。