小学生のころ、夏休みもこの時期になると宿題のプレッシャーが重くのしかかってきていた。そして、いつも最終日まで宿題をやっていた。
そんな子供だったから、中学生の冬休みに宿題を最初の3日で終えたときには随分誇らしげだった。それから新学期まで、悠々と過ごしたことを憶えている。
しかし、恒例の新学期最初のテストは、そのときに限ってぼろぼろだった。自分が不得意なことを克服しようとがんばって、その意味では結果を出したのに、実力は何も身につかなかったわけだ。
そのときの違和感が、私に教えてくれたことは大きい。
「何かをやるときには、急がなくてもよい。内容をよくすることができるのであれば、最後に徹夜をしたって構わない。」
夏休みの宿題も、31日ぎりぎりまで終わらなくてもよい。やった意味があったと言えるよう、がんばれ、子供たち!