カナダ・トロントの街中で、ふと上を見上げると見たことのない光景が目に飛び込んできた。
高層ビルの上部が消えようとしている!
複雑な形状をしたガラスの高層ビルが夕陽を浴びて光を乱反射させ、それが周囲の水蒸気にあたったためか、上部がぼんやりと光の中で消えかかって見えたのであろう。
この現象が一度限りのことかどうかはわからない。しかし、光の角度など、いろんな偶然が重ならなければ起きない現象だろう。
そこに居合わせることができたことはラッキーだった。
このビルに出会ったおかげで、トロントは不思議な都市という印象が私の中に残っている。