gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

人のいない海辺

 

人のいない海辺を家族3人で走る休日の夕暮れ。

 

波の音と風の音が交差する。海と砂浜を見下ろす荒野のような殺伐とした風景に、むしろ温かさを感じるのはなぜか。

 

石ころをいっぱいに詰めた金網が壊れて、石がごろごろとはみ出て転がっている。金網は自在なカタチをして、ぐしゃぐしゃに曲がってあっちを向いたりこっちを向いたりしている。

 

なぜか、そんな風景を見るとホッとする。

 

どれだけそこにいても飽きないだろうが、やがて辺りは漆黒の闇に包まれる。

 

そんな海岸を3人で走る。