第2象限Cの特殊性へ至るまでの過程は美しい。
だが、Cに留まる人は醜い。
Cへ到達したと同時に、Cの名誉や地位を、
そして、何よりできあがった構造物を捨てなければならない。
そのとき、第3象限Aへ降りることは屈辱でしかない。
支配者が被支配者になることだからだ。
Cは原点を通って、こだわりのない世界の第4象限Dへ向かうのが、ごく自然な流れだ。
それは、死を意味するかもしれないが、死によって新たな命が生じる。
DからAへ。
ABCDはかくして循環する。