gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

発想

「つくる」という行為は、「発想とその具現化」と言い換えることができます。具現化には、必ずと言っていいほど、思いもしなかった結果が入り込み、そこに発見があります。

発見したものからは、さらに新しい発想が生まれる。そして、それをまた具現化する。

この「発想と具現化」が数えきれないほど繰り返される中で、ようやく一つの空間がカタチを成してくるのです。

それは、さながら、目の前に現れる新しい扉をひとつひとつ開きながら前へ進んでいくようです。

私たちは、クライアントに長いインタビューを行い、その内容を最初の発想の源泉として、この「発想と具現化」の無限の繰り返しを開始します。

「発想」とは、クライアントとの共感覚synesthesiaを見出し、相乗効果synergyを生み出すこと。

シネスsynesは、新しい価値を創造するクライアントと共に一つの空間をつくることによって、カタチを成すまで一緒に何枚もの扉を開いていきます。

最後に、空間がカタチに成ったとき、かつて見たことのなかった場所にたどり着けるように。

(シネスの冒頭文として)


「発想とその具現化」の繰り返しの中で、グリッドフレームは「具現化」に重きを置くのに対し、シネスは「発想」に重きを置く。

それは、田中と久保の違いでもある。だから、グリッドフレームは田中が主導し、シネスは久保が主導する。




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