1986年。イギリス。
1750年頃の南米。スペイン植民地下の南米・パラナ川上流域(現在のパラグアイ付近)を舞台に、先住民グアラニー族へのキリスト教布教に従事するイエズス会宣教師たちの生き様、彼らの理想と植民地社会の現実の矛盾を描く。
「とりかえ自由な社会」と「とりかえのきかない社会」の対立の典型的な構図がそこにある。
今もその構図は変わらない。
ぼくらは、その歴史的な構図を少しずつ変えていくために、空間をつくる。
確か、エースケさんが公開当時、この映画のことをしきりに勧めてくれたのを思い出す。
いい映画だった。ありがとう。