2018-02-03 映画 沙羅双樹 映画 2018.2 2003年。河瀬直美監督。急に駆け出して、二人で奈良の町を走り回る間に、いなくなってしまった双子の片割れ。残されたもう一人の少年。双子とは、生まれながらにして、一つなのに別々であるという矛盾を明確に抱えた存在なのだろうか。その片割れが、すっと消えてしまう。残された少年の再生は、文字通り、再び生まれる、という次元のものかもしれない。生瀬勝久が演ずる父親がよい。そして、バサラ祭り。祭りには、再生の力がある。小さくて真剣な祭りを見に行きたくなった。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場