gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

天井

天井を抜けるかどうか、はいつも空間づくりの重要課題だ。

日本の空間は、欧米と比較して天井が低くつくられていることが多い。

身長が低いせいもあるが、天井が高いことをネガティブに思う人はほぼ皆無であるのに、なぜそうなっているのだろう。

最大の部屋の個数をとろうとして、ということが理由なら、空間の質に興味のない人口が多いことの証明だろう。

空調の効率は小さい箱の方がもちろんよいが、それを最優先で考えているとは考えられない。

でも実は、天井を抜けば、1mも高くなるような部屋も多い。

ならば、抜けるようにつくればいいのに、排煙設備などなどが邪魔をして、天井が抜けない設計になっていたりする。

空間の質から見ると、とてももったいない。


グリッドフレームのHPへ ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム

マテリアルスのHPへ ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場