gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

映画 火垂るの墓

1988年。高畑 勲監督。


「火垂る」という表記は、「火を垂れさげる」という意味らしい。

そのような想像が、ホタルという名前に。

人は、死者に対する鎮魂の心を、この虫に託して眺めるのだろう。

それは、また、これから生まれ出るものの魂でもある。

ぼくらが子供を得る数年前から、ずっとホタルを見に、千葉の山へ行くようになったが、そのとき、ぼくらは新しい生命の兆しを感じていた。


この兄妹のように、身寄りをなくして生きていくことは、大人にだって難しい。

生きることはこんなに困難だけれど、4年や14年で生涯を終えたとしても、生きる価値は、ある。必ず。


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