地球の温暖化を食い止めることが全人類の課題だ、という認識が広がっている。
権力側も市民側も、地球の問題となれば利害は一致している。全ての基盤が崩れようとしている問題に、反対する人間がいようはずがない。
だから、この問題に関しては、国レベルの取組みと草の根的な取組みが同時に進んでいる。
多くのアーティストがこの問題に関心を示していることが、草の根的な取組みの中に感じられる。
しかし、技術的な専門家集団で進めていく国レベルの取組みには、アーティストたちが入り込む余地がないように感じられる。
アートをやる、ということは、自分の頭で根本的に考える、ということだと思う。そのような思考を集めることによって、あらゆる角度から問題を見て、解決の道を探ることができるのではないか。