なにか課題が見つかると、それについてどこまでも書き続けるのが愉しい。
答えを持っていないから、とりあえずの答えにたどり着くまで書き続ける。
どこへ着地するかわからないで、飛び続ける感じだ。
眼下に広がる風景は、常に自分にとって新しい。
課題が見つからないときは何も書けないから、仕事としては向いていない。
そもそも、たくさんの人が読んで愉しいと思ってくれる文章は書けないのだから、仕事にしようにも無理な話だ。
でも、眼下に広がる風景を、誰かと共有したい、という気持ちは常にある。
だから、書いたことをもとに、空間をつくって、それを体感してもらえるこの仕事が好きだ。
そこで、感じてもらうことの幅くらいに、文章で感じてもらえることにも幅があるだろう。
ぼくは、そんな文章を書きたい。