gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

2015.10

ハロウィン

今年のハロウィンは、陽向は忍者になった。変装した友達同士で騒ぐ、というのは今年が初めてだったろう。活き活きとした彼の表情を見るのが幸せだ。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材によ…

トンネル

トンネルの空間的な魅力は、奥への方向性を強く感じさせるところにある。その奥になにがあるのか?見えないからこそ、想像力をかきたてる。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デ…

再生

どんなものにも終わりがある。そして、再生がある。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場← 未来の町並みをつくるファサードデザイン:GFファサード…

早寝早起き

家族全員で夜9時には寝て、ぼくは朝4時に起きる。午前中にものをじっくりと考えて、デザインし、午後はルーティンの仕事をする。子供は7時に起きれば、十分10時間の睡眠をとれるし、朝はみんな元気。ずっと理想にしていながら、できなかった生活がようやくで…

関心

来た球を思い切り打ち返すことだけに集中していた頃。余計なこともたくさんあったけれど、とにかく遠くへ打ち返すことがいちばんだ、と思えた。今の関心事も、基本的には変わらないけれど、周りから、それ以外のことをやりなさい、とプレッシャーをかけられ…

キャンプ

寝る前に、陽向がベッドの脇にイスを並べ始めた。「なにしてるの?」と聞くと、「ぼく、ここに寝る」と。そういえば、子供の頃によくやったな、と。寝る場所が変わると、ワクワクしてくる。キャンプ、と称して、姉と布団の位置を変えたり、押入れに入ったり…

新しいかたち

まずは、受注量をコントロールできる体制をつくる。それから、どれだけの量までよりよいものをつくり続けられるか、を見極める。モチベーションを保てることが大事だ。そして、ぼくらの空間の適正価格を決める。持続可能であること。それが基準。「思いっき…

陽向の友達

陽向の友達、イギリス人のスパイクくんのママから、陽向が夕食に招かれた。陽向ひとりで友達の家で過ごすのは初体験で、陽向はワクワクしていた。緊張するのかな、と思ったら、スパイクくんがごはんを1杯しか食べなかったのに、陽向は5杯もおかわりしたら…

自然のライン

例えば、植物のつるのかたち。節が入ることで、幾何学が微妙に壊れる。その壊れ方に、ぼくらは魅了される。そこには、人を安堵させたり、鼓舞したりするさまざまな力が秘められている。幾何学。そして、それの壊し方。例えば、活け花は、そのバランスに心を…

絶版

ぼくがこれまでの半生で出会った本の中で、最も影響を受けている森敦の『意味の変容』はすでに絶版になっている。かろうじて、中古の本がアマゾンで手に入るが、読む度に受け取るものが変化する、あれほどの優れた本が絶版になってしまったことは、残念なが…

シマトネリコ

生き物のことはわからない。つくづくそう思う。ベランダのシマトネリコは、周囲の植物が枯れても、ずっと青々と艶やかな小さな葉を揺らして、何年も元気で生き抜いてきた。それが、たった3日間のうちに、枯れ木に変わってしまった。水を枯らしてしまったのか…

自転車

自転車が届いた。妻が「陽向を乗せて登園したい」そうだ。あと半年しかないんですけど・・・。「だからこそ、今しかないと思って」だそうです。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デ…

思いやり

陽向には多少アレルギー症状があって、たまにかゆいときには軟膏をぬってやる。今日、youtubeで東山動物園のイケメンゴリラを見ていて、たまにゴリラが体をボリボリかくのをみた陽向が、「お薬、ぬってくれないのかなあ」。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザ…

ファミレスにて

家族3人で近くのファミレスへモーニングを食べに行った。サラダを食べている途中、突然妻が悲鳴をあげた。見ると、小さなミミズがレタスの下で蠢いている。すぐに皿は下げられ、店長が謝りに来られた。泥のついた野菜を仕入れて、それを洗う作業が不徹底だ…

15年前の社員の独立

グリッドフレームの社員第3号のU君が、彗星の如く現れ、1年半駆け巡り、そして、去っていってから15年の時が過ぎた。第2号S君と入れ替わりに入ってきたから、まだまだ会社の軸すらなかった時代にU君と二人で駆けずり回ったことがなつかしい。一週間…

行ってみたい時代

行ってみたい時代は、人が狩猟で生きていた時代だ。まだ食べ物を備蓄する知恵もなく、ひたすら獲物を追っていた時代。動物との知恵比べの時代で、自分もまた獲物として、命を狙われていただろう。獲物がいる場所を転々としながら、きっと美しい、息をのむよ…

物書き

なにか課題が見つかると、それについてどこまでも書き続けるのが愉しい。答えを持っていないから、とりあえずの答えにたどり着くまで書き続ける。どこへ着地するかわからないで、飛び続ける感じだ。眼下に広がる風景は、常に自分にとって新しい。課題が見つ…

眠り

珍しく風邪を引いて2〜3日、弱々しかった陽向だが、今朝から復活した。朝は、いつもにも増してしゃべり続ける陽向だったが、夜、迎えに行くと、少しおとなしくなって、帰り着く前に、母親におんぶされてコトンと寝てしまった。親を心配させまいとして、が…

海でコーヒー

朝の海に着いて、アルコールランプに火をつけて、サイフォンでコーヒーを入れる。その一杯を飲むためだけに、車を走らせる。最高の幸せとは、例えば、そんな中にある。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくる…

アルミニウム

サスティナブルな社会を実現していくためには、軽金属と呼ばれる金属材料の出番がたくさん出てくるだろう。鉄の約3分の1の重さであるアルミニウムは、すでにエコカーのボディに使われているし、缶飲料は多くがスチール缶からアルミ缶へ移行しているらしい…

プロデュース

スタッフ002は、以前、広告代理店に勤めていたことがある。彼女のクライアントの進むべき方向性をリアルに捉える感覚は絶妙で、その感覚は、広告代理店時代に得たものだと思う。プロデュース能力に長けている、といえるだろう。その能力を活かして、今後…

陽向、がんばる

陽向にとって、保育園の最後の運動会。日頃から、動きが機敏であるとは言いがたい陽向で、先生たちも練習のときはずいぶん苦労して教えてくださったらしい。本当にありがたいことだ。その経過を知らない親として見ると、運動会の結果は実に平凡なものに感じ…

映画 フリーゾーン

2005年。イスラエル。アラブ人とイスラエル人。延々と続く抗争で、それぞれの人生は、積木を積んでは崩され、積んでは崩され、の繰り返しを余儀なくされている。共感と敵意。その微妙なバランスの中で、敵意に大きく傾いた瞬間に爆弾が炸裂する。だから…

インスタレーションの中の商空間

インスタレーション・アートを見ると、そこにテーブルとイスを持ってきて、食事をしたらどうだろう?と想像してみる。こんなものを食べるにはいいなあ、と空間に固有の組み合せがイメージされる。 また、ここで髪を切ってもらったらどうだろう?とか、ここで…

かたち/素材

かたちを決める。素材を決める。空間をつくる、とは、基本的にこの2つの作業の組合せだ。かたちを追求することと、素材を追求することを、別々の担当で分ける、というのはどうだろう? ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実…

傲慢

傲慢とは、自分の世界から一歩も外へ出ない態度だとどこかで書かれていた。経験を積む、ということが往々にして、人を傲慢にしてしまうところがあるのかもしれない。けれど、本質的な視点を持てば、経験を積むほど、さらに新たな、未知の世界が広がっていく…

精神性

空間に精神性を投影することができる、という信念を感じられる時代に、ぼくらは建築を学んだ。精神性を個人が身につけて、それをつくる空間に投影すること。それが、自分が空間をつくる根本的な意味だと思っていた。だが、現在つくられている空間の多くは、…

映画 クリーン

2004年。フランス。マギー・チェン主演。薬物の過剰摂取によりロックミュージシャンの夫が突然死。妻のエミリーも、薬物使用で検挙され、一人息子の教育権を奪われてしまう。出所後、パリに移住したエミリーは、人生を一からやり直す決意を固める。ミュ…

生きがいと生きる術

教育とは、個人に焦点を当てれば、生きがいと生きる術を見つける手助けだろう。しかし、実際には、生きがいと生きる術を手に入れるためには、実社会で身につける知恵を大量に必要とするし、教育によって将来が約束されることはない。ならば、教育でもっとも…

スラム街

スラム街という響きに、眠っていた心の何かが覚醒するのを感じる。直視することも、目を背けることも許されないもの。本当にくだらないけれど、本当に崇高なもの。ぼくが一番行きたくて、そして一番行きたくない場所。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:…