競技場の真ん中で闘っている人たちを観ているつもりが、気がつけば自分が闘いの中にいるのが人生。
そして、自分が闘いの中にいるはずが、気がつけば競技場の真ん中で闘っている人たちを観ているのも人生だ。
内へ内へとつきつめていって、小さな箱の中になんでも詰め込んでいって、ぎゅうぎゅうになった箱。
「それは絶対に開けてはならないぞ」という天の声が聴こえたら、開けてもいい、という合図だ。
パンドラの箱をおそるおそる開いてみると、その隙間から光が放たれて、よいものも悪いものも、すべてが一斉にとびだしてくる。
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