私の理想の女性像は「3」です、という女性に出会った。就職の面接で、履歴書にそう書いてあるから、質問してみた。
それは文字としての3ですか、それとも、例えば、3つならんでいるもの、という意味での3ですか、と訊くと、後者だと言う。
3には、品があるから、と。
でも、私は5か、6だと思うんです。3になれないから、3に憧れるんです。
5は、愛されたい、という気持ちが強くて、あまのじゃく。
6は、なんでもできるけど、中途半端。
・・・だそうだ。
よく考えてみれば、これは不思議なコメントではない。好きな数字はなんですか、という問いに、だれもが違和感なく答えるではないか。だれもが、自分の数字のイメージを持っているのだ。
それを積極的に、就職の履歴書の中に書くことに彼女の特性がある。彼女にとって、それは自分の特性として、会社にアピールすべきことなのだ。
会社によってどのように受け取るかはさまざまだろうが、彼女の創造性を感じ取りたいグリッドフレームとしてはトピックとして「まる」である。
大事なのは、ここから発展して、どれだけ相手の心を揺るがすか、だ。