人口30万人を超す都市がないのに、日本で11番目の人口を抱える県。小さい都市がひしめいている県である。
先日はそのうちのひとつ古河市で開催されたマラソンに出てきた。
天気がよい日で、風もやさしかった。小高い丘に生える木々、送電線の鉄塔、区画された農地の中を直線的に続く道、おそらくは関東平野のどこでも見られる平坦な風景の中を走ってきた。
沿道には、のんびりとご老人たちがイスを持ってきて座って見ている。あんな人が通った、とか、晩御飯のときの会話のネタになるんだろう。
まさに、平野の真ん中にある小さい都市の一日。それを感じさせてもらった。