ラジオがテレビよりも優れている部分は、意識を集中せずに、何かをしながら聴ける、という点だろう。
ラジオはより環境的なのだ。
流すこともできるし、集中もできる。それが、そこにいる人の自由に任されている。もちろん、ジャマになってはいけない。
これはよい空間の条件に重なる。
ほんのたまに、好きな曲が流れることがある。いつ流れるかはわからない。今日は流れないかもしれない。好きな曲に「出会う」こと。出会うから、うれしい。
GFの空間にも、出会いがちりばめられている。それは、見つけられるべきものであって、声を上げることをしない。
一瞬で人を惹きつけながらも、細部においては、そのような空間でありたい。