gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

植物

小学校1年のとき、学校でアサガオを種から育てた。2年ではホウセンカ、3年ではヘチマだった。

アサガオが芽を出して、双葉が開いたときの昂揚を憶えている。ホウセンカの実がはじけて、種が飛び散る感触。ヘチマの実の重さ。どれも死ぬまで忘れることはないだろう。

なぜ水をやるだけでどんどん大きくなっていくのか、不思議な気持ちで見ていた。そのころ、ぼくらもどんどん大きくなっていた。


子供の頃、2〜3年で転校を繰り返したぼくには、親しくしていた木がない。だからこそ、木と親しくしたいという願望がある。

外苑の銀杏並木の西から2列目、北から19本目。新宿御苑千駄ヶ谷門を入ってすぐの芝生の横にある大きな樫の木。他にも私が一方的に親しくしていただいている木はいくつかある。

傍を通ると、必ず挨拶に行く。陽向も道連れだ。

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