gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

本屋に行くと、自分の不自由を感じる。

言葉が自分の中に洪水のように入ってこないように、本を選びに選ばなければならない。そして、結局買わないことが多い。

そして、帰ってまた同じ本を開く。

このことはぼくの世界を狭めているのかもしれない。だが、繰り返し同じ本を読む度に行き当たる新しさの方が、ぼくには確かなものに感じられる。

いずれにせよ、死ぬまでに読みたいと思っている本全部を読破することはできないだろう。

言葉の海は、果てしなく広がっている。

そんな世界に生まれたことを、ぼくは幸せに思っている。

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