gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

バッファロー

3年半を過ごしたバッファロー。かつては鉄工場で栄えたが、すっかり衰退してしまった町。映画「バッファロー66」のあの雰囲気は、バッファローの空気をリアルに伝えている。

寒くて、パッとしない町。さびれたダウンタウン。町中がスクラップヤードのようだ。なにもいいところが思い浮かばない町。同級生のほとんどがこの町を嫌っていた。

グリッドフレームは、この町の「貧しさ」から誕生したといってもいい。(ここでいう貧しさとは、貧困という意味ではない。)貧しさから出発しているからこそ、ライフワークとして疑わなかった。いつもここへ帰ってこれる。裏切られることがない。貧しさにはそんな良さがある。

よって、同級生がバッファローを嫌う理由と全く同じ理由によって、私はバッファローが好きだし、そこで時を過ごせたことに深く感謝している。