gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

夜と霧 2

「・・・かなり感情が鈍磨した者でもときには憤怒の発作に見舞われる、それも、暴力やその肉体的苦痛ではなく、それにともなう愚弄が引き金になる・・・」 あまりのおびただしい肉体的な暴力に感情を殺されても、死なない感情がある。それは、精神的な暴力に対する…

夜と霧 1

ユダヤ人の心理学者フランクルが、自らのナチスによる強制収容所体験を、心理学者の目でつづる体験記である。極限状態の人間がどのようにして生きていくのか?自分であればどうか?考えさせられる内容に満ち溢れている。 「・・・わたしは、医学者として、とに…