帰り道に陽向と桜並木を歩く。仕事で少し遅れた妻が、ぼくらに追いついてきたのをぼくだけが気づく。すると、ぼくは「この桜、きれいだね」といって上の桜を指差して、陽向の目を上に向ける。それから、指先を少しずつ水平に戻して、「あっ、ママだ」という…
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