2001年。アメリカ。イギリス。主演ジュリエット・ビノシュ。
厳格なルールを強制される共同体の生活に、よそ者が入り込んで風穴を開ける。
予定不調和は、こんな状況下で起こる。それを歓迎する者、疎ましく思う者。両方いて当然だが、疎ましく思う者は映画の中では大抵悪役だ。
新しいモノを受け入れよう。それが愉しく生きる秘訣。シンプルな物語の構造。
どうやら、主人公はこの村に定住することを決めたらしい。とりあえず、と付け加えた方がいいだろう。
主体はいつも自分側にある。また、どこかへ行きたければ、次の旅に出るといい。
北風は時々吹くものだから。