窓から見える木々を背景として、蝶が舞っている。
一目で羽の柄が分かる、ゆったりとした飛び方だ。
トンボは飛んでいるときに、羽が見えないことがある。
そのくらい高速に動かして、空中に静止することもできる。
虫の羽ばたきはさまざまで、その存在の仕方を表しているのだろう。
トンボの方が確実に外敵から身を守りやすいだろうが、蝶のように無防備に見える虫も敵が襲ってきたら、その風圧で少し動かされて、結果捕まりにくいのかもしれない。
自然を見つけるだけで、いろんなことを推測して遊ぶ。
生きる愉しみはここにある。