2020-12-04 落陽 ぼくの中では、吉田拓郎の「落陽」は、友川カズキの「無残の美」の返歌だ。 くすぶって生きる理由を、「この国ときたら、賭けるものなどないさ」と詞う。 「だからこうして漂うだけ」と。 逆説的だ。 「賭けるものが目の前にあれば、俺は走る」という心の声が聴こえる。