gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

風の丘

阿蘇の大野勝彦美術館を訪れた。風の丘という名前もついている。

25年前に、農作業の途中に両腕を失って以来、失われた腕に義手をつけて、書と絵を描いてきた人だ。

自分を励ますために描いた絵と言葉が、人を励ます。

今までどれだけたくさんの人が彼の絵に励まされてきたのだろう。

自分に向いたベクトルが強いほど、外に向いたベクトルも強くなる。

本人が意識をしなくとも、必ずそうなる。


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