gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

人はだんだん強くなるのか

例えば、かつては階段を上り下りしていた場所にエスカレータができると、すぐにエスカレータでの移動に慣れてしまって、階段を使うことがとても億劫になったりする。

似たようなことは枚挙にいとまがない。かつてはやってあたりまえのことが、多大なエネルギーをかけないとできないことに変わってしまう。もしくは、まったくできないことに変わってしまう。汗を流さない方がかっこいい、という多少の優越意識も手伝って。

多分、優越意識を持つ、ということは、人間が弱くなることに等しい。

年をとるにつれて、20代をピークに体力的には衰えていくが、精神力は死ぬまでだんだん強くなっていけるからこそ、私たちは生きているのだと思う。

私がかつて発展途上国に興味を持ったのは、発展途上であるからこそ、人々の生活にパワーを感じたからだと思う。

別に、便利な生活自体がダメなわけではない。自分がかつてと比べて強くなっているか、つまり、人間として幅を広げているか、ということを確認することが重要なだけだ。

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