繰り返し書いているが、元来私はなまけものである。
何事もぎりぎりにならないとエンジンがかからない。その代わり、追い詰められると集中力を発揮する。だから、どのような仕事にも締め切りが必要である。
いつも、つくるものに対して「新しさ」を求めている。自分が新しさを感じることができなければ、クライアントに提案しない。そのような新しいアイディアは、決まった時間に得られるものではないし、ある意味、天から降ってくるのをひたすら待つようなところがある。
追い詰められた状態で「新しさ」に遭遇する作業はつらい。けれど、同時にそれが至福の時間であるからこそ、この仕事をやっているのだろう。
ならば、楽しまなければ。人生の中で、この時間を楽しまずに、どの時間を楽しめというのか。