種を人の服や動物の体にくっつけて、遠くへ運んでもらう。
子孫を残すための自然の工夫には感動する。
「ひっつきむし」と呼ばれる種で、子供の頃、学校帰りによく遊んだ。
友達の気づかないところへ、こっそりとくっつけるのが愉しかった。
ぼくも家に着いて着替えるときに気づいて、笑ったり悔しがったりしたものだ。
オナモミ、アメリカセンダングサ、コセンダングサ・・・。ネットで調べる限り、昨日河原で見たのはこれらだ。
陽向もこれらの虜になって、ずいぶん進みが遅くなったけれど、その笑い声がなんとも懐かく眩かった。