SOTOCHIKUは、さまざまな場所から寄付によって集まる「これから捨てられるモノたち=SOTOCHIKU素材」のプラットフォームである。
グリッドフレーム内ではこれらを素材とした空間に化けていくのであるが、集まった素材の数が多くなればなるほど、きっともっと多様な使われ方をするようになると思う。
「捨てられるモノは、資本主義的には価値がゼロである。つまり、ゼロ円である。これに、なんらかの造作が組み合わさることによって、素材としての価値が出てくる。」
実は、このことが重要で、もしこれがゼロでないとすれば、横取りを狙うハゲタカが素材を狙ってくるのを避けられない。
今後、このプラットフォームを「生産性で価値を測られない」モノの放つエネルギーを発見する、創造的な視点を喚起する場として機能させていきたい。
そのために、創造力のない人たちからこの場を守ることが必要だ。
人から心を奪い取る資本主義の中に取り込まれないために。