2009年。フランス、ドイツ、カナダ、ベルギー。なんとアメリカ資本は入っていない。「八日目」のジャコ・ヴァン・ドルマル監督。
ハリウッド的な壮大さがあるが、もう技術は世界に行き渡っているんだなあ。
選択一つで変わってしまった自分のさまざまな人生は、同時にパラレルワールドで存在している、という視点。
そのすべての人生が、他人からはどう見えたとしても、同じ価値があった、と。
どれが本当か?という問いには意味がなく、どれも自分に嘘をつかないで生きればよい。
相対的な価値に背を向けるとき、誰もがノーバディになる。
それは、生の究極の理想か?