2007年。クロード・ミレール監督。
第二次世界大戦後のフランスで、スポーツの得意な両親を持ちながら、病弱で運動の苦手なユダヤ系の少年フランソワは、自分とは対照的な理想の兄を空想の中で作り上げていた・・・。(wikipedia)
父と母の愛が、父の前妻とその子をホロコーストの場に追いやってしまった過去を知った少年。そして、その過去がなかったら、彼は存在していないという現実。
存在すること。生きること。それらを受け入れて、最善のことをやろうとすること。
父母の旧友ルイーザは、父も母も「裁くことはできない」と言う。
静かに微笑んで生きる。それ以上のゴールはない。