gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

たまり場

焼け跡の闇市の屋台。―「意味の変容」に出てくる、たまり場。

 

「しかし、あのときは嬉しくもあり、驚きもしたよ。あの丘に立ったときは、もうきみに会えないような気がしていたのに、どうしてあんなところで会ったんだろう」

 

「みなが堕ちて、おなじようなところに溜まったんだ。」

 

たまり場とは、その言葉通り、重力のままに人がいざなわれる場所だ。人は、水のように窪みへ集まってくる。