gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

化ける可能性

小さかった頃は、アートと呼ばれるものは隅々まで計算が行き届いていて、例えば、点描があったとすれば、小さな点を一個増やしたら、それがどんなに些細な変化であったとしても作家はすぐに気づくものだと思っていた。

 

でも、作家とはそういう人ではない、ということが分かったのは、自分がものづくりに向かい始めてからだ。

 

自分の行為が、他人に何らかの影響を及ぼし、それが自分の思う倫理的に良い方向へ「化ける可能性」があることを、作家は望む。