gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

映画 リップヴァンウィンクルの花嫁

2012年。岩井俊二監督。

 

リップヴァンウィンクルとは、アメリカ版浦島太郎のような話の主人公らしい。

 

話は面白いが、シュールであり、自己投影が難しい分、話を軽く感じてしまった。

 

黒木華蒼井優は、今のところ、ぼくの中ではほぼ同一人物だ。

 

そういう意味でも、とりかえのきかないものがぼくには感じとりにくい。

 

すべての不幸な出来事はだれかの悪意によって仕組まれている、という見方は人生を殺伐とさせるが、結果的にその企てを裏切ることもある、ということが希望を与えるのだろうか?

 

ぼくは依然として、殺伐とした気持ちのままだ。