子供が男の子だと、ひなまつりは知らぬ間に通り過ぎる。といって、子供の日にかぶとを飾ったり、こいのぼりを上げたりするわけでもなく、ぼくはそういった文化の意味について、あまり考えてこなかった。
facebookには友人が娘のためにひなまつりにひな人形を買いに行った素敵な話が寄せられ、ほっこりした気持ちになりながら、自分の無関心を恥じている。
代々受け継がれる、ということの素晴らしさを、こういうお祭りごとを機会にぼくらは感受していくのだと思う。
未来の人間の幸福を考えるときに、決して無視できないことだろう。