陽向の小学校の理科の公開授業を見てきた母親との会話。
「同じ粘土で、いろんな形をつくって、重さは違いますか?って授業だったけど」
「うん」
「手を上げた子が、量が同じだから、重さは同じです、って。」
「うん」
「そんなことに1時間使う必要があるのかな、って思った。」
「・・・。でも、どの形だと、重く見えるよなあ、とかに気づく子がいるかもしれないね。その方がおもしろいね。」
「・・・それって、私たちの仕事だよね。」
理科だって、社会だって、授業で教えようとすることは一面にすぎず、別の側面から見ることで、世界は広がっていく。
この世界を広げていく力を身につけることが、最後には一番効いてくるだろう。