どのようなプロジェクトも大勢で進めようとすると、一般性(多数決)が勝利する。
ほとんどの場合、快適・簡単・便利、という頭を使わない価値に流れていくことになる。
低きに流れる、とはこういうことだ。
歯止めをかけるために、「核」を設ける必要がある。
その核が、とりかえのきかない世界に属するものだ。
それが求心力となって、ビジネスの拡大という遠心力と常に釣り合うだけの力を持たなくてはならない。
核が弱ければ、簡単に持っていかれてしまう。
だから、遠心力を強めるためには、求心力を強めなければならない。
その核として作用するのが、コンセプトストーリーとそれを体現する空間とそこにいる「人」である。