陽向は今、図工の課題で、身の回りのものでおもちゃを設計してつくる、というものに取り組んでいる。
材料となるものとして、牛乳パック、ペットボトル、輪ゴムなどを学校へ持ってこさせて、「はい、つくりたいおもちゃを設計しなさい」という授業。
陽向だけでなく、たくさんの児童がポカンとして、何もできないまま終わるのを、授業公開日に見た。
大人だって難しいなあ、と思いながら、つくりたいおもちゃについて、ぼくが考えている。
・・・愉しい。
でも、一緒に考えるには、陽向にはちょっと難しいものしか浮かばない。
陽向の役に立っているのかなあ、と不安になりつつも、おもちゃの大砲ができあがった。