gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

廃墟の本質

廃墟が好きだ、という人は多い。

だが、何が好きなのかを説明できる人は少ないし、また、好きな理由も様々なのかもしれない。

ぼくも好きな人の部類に入るのだろうが、廃墟全部が好きかどうかと言えば、そうでもない。

ぼくの好きな廃墟は、人のつくった空間と、自然の壊した空間が、心地よく混じり合っている場所ではないか、と思う。

だから、自然が壊した部分が突出していれば、そこに何かをつくって調和させたくなる。

調和という言葉は誤解を生みやすいが、音楽で言えばセブンスコードのようなものだろう。

不安定があって成立する調和、とでもいえるのだろうか。


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