寒い日にエアコンをつけると、まず冷たい風が出てくるそうだ。
これを霜取り運転というらしい。
暖房のためには、室外機の中の冷媒の温度が外気よりも低くないと、外気中の熱を取り込むことができないが、冷媒と外気の温度差により、室外機に霜がつく。
それが凍って溜まった氷によって風路が塞がれてしまうのを防ぐため、エアコンをつけた後は、しばらく霜を溶かす運転がなされる。
その間は、室内機から暖かい空気は出ない。
このときに、部屋が寒いからといって設定温度を27度などに高くしてしまうと、それだけ室外機の冷媒の温度も低くなるため、霜がつきやすくなり、部屋が暖まる前に、すぐに霜取り運転に戻ってしまう、という悪循環が生じる。
だから、寒い日ほどつけ初めのエアコンの温度設定は20度など、低くした方がよいそうだ。
暖まってきたら、徐々に23度くらいまで上げるのがよい、とのこと。
何ごとも、急激にどうかしよう、というのはよくないもんだね。