2014年。河合弘之弁護士が監督。
これを見た後で、原発推進を心から唱える人はほぼいないのではないか、と思う。
それでも、原発推進を唱えるとすれば、経済的に原発に依存していて、がんじがらめの状況下にいる人としか思えない。
今、川内原発が稼動しているのは、上記のような状況にある人口があまりにも多すぎるからだろう。
そんな人たちを外から非難しても始まらない。たまたま、ぼくがその人口の外にいるだけだ。
その人口が食べていける道が別につくられなければならない。
1979年につくられた歌「風を感じて」(浜田省吾)の<自由に生きてく方法なんて 100通りだってあるさ>
という歌詞が思い出される。
ぼくは実際、100通り挙げる必要もなく、そう信じて生きてきた。
この人生の目標は、その100のうちのひとつの例をつくることだ。
この映画を見て、あらためてそう思った。