gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

映画 十二人の怒れる男

1957年。アメリカ。

裁判所の一室で殺人事件の陪審員たち12人が語り合う。

殺人現場の話をするのに、現場の映像は用意されない。カメラは一室から一度も出ることなく、被告人の少年の圧倒的不利な状況は徐々に覆っていく。

話のテンポがよくて、度重なる票の確認で無罪票が増えていくさまを見るのは痛快だ。

ただ、映像による状況説明が乏しいのだから、このような映画は観る者に集中力を要求するだろう。ぼくも、一言も聞き逃すまい、と集中して映画を観た。

確かに12人はそれぞれが怒っていた。だが、その怒りがどこに向けられたかは、それぞれ違うように思う。

それが民主主義というべきか?


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