gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

映画 シークレット・サンシャイン

2007年。韓国。イ・チャンドン監督。

韓国の映画には、なにか怖くなるくらいの切迫感がある。

この映画に関しては、素晴らしい批評がある。

http://pointbreak.blog66.fc2.com/blog-entry-164.html

これを読んで、シネとジョンチャンは対照的な人物であることを改めて思った。

シネは「〜しようとする人」、ジョンチャンは「〜してしまう人」。

例えば、人を許せない人間が、人を許そうと意図して許せるようになることは、まずありえない。シネは「〜しようとする人」であるために、結局自分を捻じ曲げるしかない結果を招く。

ジョンチャンは、すべてを流れに任せる。だからこそ、いつの間にか自然体のままで「〜してしまう人」に落ち着く。

だが、後者によい結果が導かれるのは、前者に付いていくからなのだ。

だから、前者と後者は一対であるのが理想的である。

そんなことを思った。

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