陽向は1歳8か月になった。今日は、保育園の運動会。
2か月前にようやくよちよち歩き始めた陽向への周囲の期待は、かけっこの競技で最後まで歩き通すこと。
しかし、たくさんの人に囲まれることが初めての陽向は、かけっこ以前の問題で躓いた。というわけで、運動会の半分は泣き通すことになった。陽向の苦い運動会デビュー。
とはいえ、最後のリレーでは、泣きながらも私と一緒に20mくらいを懸命に走って、へたり込んだ。残りは抱きかかえて走ってバトンタッチ。
他の同じくらいの歳の子供たちには、ニコニコしている子もいる。別にこの歳でどちらがよいとかいう問題ではないが、そんな状況であることを認識した。
ともあれ、陽向もいろんなことを感じながらがんばっている。何歳だろうと人間は単純ではない。