グリッドフレーム スタッフ各位
お疲れさまです。田中です。
プロジェクトは、それぞれよい出来に仕上がっていると思います。それぞれが、それぞれの立場で、いつもよい仕事をしてくれているからこそ、次の仕事につながっています。そのことをいつも感謝しています。
さて、東日本大震災から1カ月余りが過ぎました。
この間、それぞれがいろんな想いを抱えて日々を過ごしていたことと思います。
私もいろいろなことを考えました。それは、「今、私に何ができるか？」ということです。
このことを考えるためには、「今、私は何を持っているのか？」からはじめなければなりません。
私はいろいろな意味で非力な人間ですが、確固としたやりたいことを持っています。私にはいつもクリエイティブでありたい、という願望があり、自分が譲れないことに限っては、必ず自分で考えてものごとを決定していきたい、という欲望があります。そして、自分がクリエイティブな(自分の脳が動いている)状態である限りは、その瞬間に幸福を感じますし、自分は今ここにいる、ということを確かなこととして感じることができます。
そして、これほど自分の中で確実なことならば、他人にも成り立つのではないか、という仮定をしました。全員が自分の脳を動かしてものをつくっていく会社をつくりたかったから、グリッドフレームをつくったのです。スタッフは、この意味ではよく理解してくれていると信じています。
グリッドフレームを設立して13年が過ぎようとしていますが、現在は次の段階として、私たちの活動が周囲の人をクリエイティブにしていく可能性を追求していきたいと思っています。
その目的のために、考えたり、書いたり、読んだり、映画を観たり、つくったりすることに生きがいを感じています。この目的が今、私が持っているものだと思います。
みなさんは、今、何を持っていますか？それぞれ、考えてみてください。
今度、スタッフ全員で集まって座談会を開きたいと思います。
そこで、「震災後のグリッドフレームがどこへ向かって進んでいくのか」を話し合いたいと思います。
それまでに上記の質問以外に、以下のことをテーマに考えておいてください。
● 今後のスタッフ同士の関係
● 今後のクライアントとの関係
● 今後の外注業者さんとの関係
● 今後の社会との関係
座談会の結果は、グリッドフレームのＨＰで公開したいと思います。
