時折、未来の世界について想像しようとする。
根拠付けをきちんとして、予想するというものではない。自分の希望的未来を描くだけのことだ。
目をつぶって、描き出す2111年。
都市の姿はあまり今と変わらないが、田舎の風景は変わるだろう。現在、田舎は不況を反映して、打ち捨てられたような風景を見ることが多くなっているが、きっと美しく変わるだろう。別に、何があるわけでもないが、いたるところに絵になる風景が広がる。
これだけでも、ずいぶん生活は変わるだろう。美しいものを目にすることによって、美しさに敏感な人が増える。
特別な場所へ行かなくても、周囲の風景にたくさんの発見ができるようになるだろう。
創造性の連鎖がすみずみまで広がったとき、世界の風景は変わる。